清々しいほどに冒険小説――『三銃士』

アレクサンドル・デュマが生み出した傑作『モンテ・クリスト伯』は大好きという言葉ではあらわせないぐらいに自分にとって大切な小説なのだが、今回取り上げるのはもうひとつの傑作『三銃士』のほうである。むしろこちらのほうが世間的に […]

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影を持たずは人にあらず――『影をなくした男』

古本に挟まっていた栞がこの本を読んだきっかけとなった。そこには『影をなくした男』という作品が印象的な挿絵と共に紹介されていた(上画像参照)。しばらく経ってから古本屋でその本を見つけたとき、迷わずカゴに放り込んだ。 影をな […]

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耽美小説の極致――『春琴抄』

『陰翳礼讃』を読んでから谷崎潤一郎にハマり気味。そういうわけで『春琴抄』も読んでみた。『陰翳礼讃』と同様に谷崎潤一郎が日本の古典美に目覚めた時期の小説であり、また作品群のなかでも傑作との声が多い。また文体が特徴的であり作 […]

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「自由」の意味が問われる――『砂の女』

安部公房といえば、『メタルギア』シリーズの生みの親である小島秀夫さんの話を思い出す。彼によればダンボールを使って身を隠すというあの常軌を逸した行為は、安部公房の『箱男』をモチーフにして生まれたらしい。だから安部公房を読む […]

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