情報整理を捗らせる「三色ボールペン活用術」

最近になって本への書き込みを解禁してみました。なかなか楽しいですよ。

ただどうせ書き込むなら、より効果的な方法を探したくなるのが自分の性分。そんな時に知ったのが『三色ボールペン情報活用術』という本でした。

使い方は、情報を3種類に色分けするだけ

3色ボールペン活用術の概要は以下のとおり。

──客観的に見て、最も重要な箇所
──客観的に見て、まあ重要な箇所
──主観的に見て、自分がおもしろいと感じたり、興味を抱いたりした箇所

方法は単純で、その情報が自分にとって、または客観的に見た時にどのようなものかを色で分けていくだけです。

ではこのように色分けすることが、どうして理解を深めることに繋がるのでしょうか。

3色ボールペンを活用する効果とは

まず3色ボールペンを活用することは、情報に対する向き合い方が大きく変わるメリットがあります。

ただ漠然と文章を読むよりも、「この内容は自分にとって大切なのだろうか」「客観的に見たら大切なのだろうか」と考えながら読むことになります。 こうすることにより情報に対するアンテナが敏感になり、より深い視点で情報と触れ合うことが可能になるということですね。

筆者はこの作業が脳のトレーニングとなり、最終的にはボールペンを持たずとも脳内で情報の色分けができるようになると述べています。

三色ボールペンは、ソロバンと同じく脳を鍛える道具である。脳を鍛えることにより、「技」になる。習熟すると、ボールペンを持っていないときでも、ああ、これは緑、これは赤というふうにパッと頭の中に整理がつくようになる。

最初は「これって電子書籍だと実践しづらいな」と思いましたが、自分にとってその情報がどの色かを脳内で考えればいいだけなので、特に問題ではありませんでした。

最も大切な色は「緑」

この方法において、意外にも最も大切なのは緑色なのだそうです。 その理由として、緑に色付けすることで主観をコントロールすることが可能になることがあります。

本当に大事なのは、主観と客観をきちんと分けて認識ができ、主観をコントロールすることだ。

三色ボールペンを使用することは、主観と客観を分けて考えることになります。その中で情報として自分がより深く入り込めるのは、緑色を引いた部分なのです。

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緑色は言ってみれば、感性が働きかけた部分です。いくら客観的に大切だと思った情報でも、より自分に定着しやすいのは感性が響いた緑を引いた情報ということですね。

では赤と青は大切では無いのかと言えば、そういうことではありません。赤と青をハッキリと引くことができるからこそ、自分にとって緑色である情報が浮き彫りとなっていくからです。物事を客観的に見ることが可能だからこそ、主観もしっかりとコントロールできるということですね。

僕も客観的視点は、主観的な視点を活かすためにあるという考えを持っていたので、本書に書いてあったこの部分は共感することが多かったです。

自分にとっての緑色を増やしていくことが大切

最終的に大切なことは、情報と関わっていくことで自分にとっての緑を増やし、それらを組み合わせて新しいアイデアを想像していくことです。そのためにも、客観の赤と青を明確にすることが必要になってきます。

自分の緑を入れて組み替えることで新たなものを生み出すのだ。それは客観系の赤・青をクリアにおさえられているからこそ、初めてできる段階である。

緑を組み合わせて生まれたものが、また新たな緑となっていきます。それを繰り返していくことが、自分にとって大切な情報と深く関わっていくことに繋がるのでしょう。三色ボールペンを使うことは、あくまでもそれを手助けするための方法でしかありません。

今回この本を読んだ後に、自分の筆立てを見ると赤・青・黒の三色ボールペンしか無かったので、緑が入っているものを購入してみました。4色ボールペンですが。

本書に書かれた方法を実践して読書もしてみました。まだまだ拙いながらも、確かに情報が普段とは違うように見えてくる感覚はあります。文字通り、文章に新しい色がついたような感覚でしょうか。慣れてくれば、筆者が言うように情報と深く関わることが可能となりそうです。

本書には読書以外にも、手帳や仕事の資料など多岐にわたった三色ボールペン活用術が書かれています。ペンさえあれば誰でも始めることができて、それでいて理解度を高める効果は高いです。興味がある方は読んでみて、実践してみることをおすすめします。

Kindle版はPaperwhiteで読むと、本文中の例などで書かれている色が判別できません。白黒なので。Paperwhiteしか持ってない人は、新書版を買ったほうがわかりやすいかもしれません。モノクロでも致命的な問題では無いですけどね。

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