人に説明できる状態が、物事を真に理解しているということ

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真に物事を理解するということはどういうことなのか。自分にとってはそれは「口に出して説明できる」ということだと思っています。

説明するには、真に理解している必要がある

物事を理解したつもりになっていても、実際に「それってどういう意味?」と聞かれると言葉に詰まってしまうことがあります。ニュアンスとしては頭の中でわかっているつもりだけど、いざ人に説明しようとするとフリーズしてしまう。果たしてそれが理解できている状態と言えるのかというと、かなり疑問です。

理解したつもりになっている状態というのは、丸暗記をした状態と似ています。例えば、最近良く見かける「IoT」という言葉があります。「Iotってなんだろう?」と思ってググると以下のような表示が。

モノのインターネット(Internet of Things、IoT)は、一意に識別可能な「もの」がインターネット/クラウドに接続され、情報交換することにより相互に制御する仕組みである

これを見て「ああ、Internet of Thingsの略なのか。訳すとモノのインターネットになるわけね」と一応の理解はできますが、いざ「IoTってなんなの?」と聞かれたらまともに説明することはできないでしょう。ただ名前の由来を暗記しただけに留まっていて、本質の部分を理解できていないからです。

このような理解したつもりの状態を避けるために有効なのが、「それを他人に説明するとしたらどのように話すか」ということをシミュレーションすることです。頭の中で適当な人に向けて、自分がそれについて説明してみる。これが意外と効果があるのです。

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まず人に説明するということは意外と難しいことです。そのためには、自分が真にそれについて理解していることが求められます。自分の言葉で、わかりやすい形として情報を作り上げないといけないのです。他人の言葉を暗記しているだけでは絶対に不可能です。

このように他人に説明できる形に情報を変えていくプロセスが、理解する上で非常に重要というわけです。知識は自分にとってもわかりやすい形にしてあげないと、定着してくれません。説明することをシミュレーションすることで、そのプロセスを自動的に経ることができるのです。

IoTについても、上の説明文だけ見てもよくわかりませんよね。それなら、少し踏み込んで具体例や関連する情報を見て、自分が最も理解しやすい形に直すことが必要なのです。そうして調べてみると、IoTは「従来はインターネットと繋がっていないモノを、ネットに繋げることで人の生活をサポートしたり、充実させたりする仕組み」と考えることができます。

具体的には「AppleWatch」が最近の目玉でしょうか。腕時計にインターネットを繋げることで、iPhoneに来たメール通知などを確認したり、消費カロリーなどを計算したりという機能を実現させました。他には体重計にネットを介することで、自動で健康記録をとってくれるというのもIoTの一種と言えます。

説明できるから、実際に活かせる

学生時代から、説明することで真に理解できるということは知っていたように思います。例えば「出題者の気持ちになれ」と先生が言っていたのはまさにそうです。出題する側になるには、まずその問題を理解していることが前提となります。つまり出題者の視点になると、自ずと問題を深く理解することに繋がるということだったのでしょう。

何か新しい用語や時事問題などを知った時は、仕上げとしてそれを説明できるかどうかシミュレーションしてみると、それを初めて実用的な知識として定着させることができます。言葉は知っているのに、聞かれたら答えられないというのはカッコ悪いですからね。知ったかぶりで恥をかかないように、説明する前提で知識を頭に入れていきたいものです。

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