コーヒーには健康に対して非常に多くの効果があることが近年の研究によって次々と明らかになっています。
この記事ではコーヒーが身体に与えてくれる絶大な効果をまとめました。「コーヒーの効果なんて知らん」「コーヒーは苦くて嫌い」という人も、この記事を読むことで認識が変わるのではないかと思います。
▼目次
1.ストレスを解消してくれる
コーヒーの香りは緑茶などの香りと比較した時に、リラックスした時の脳波であるα波が多く現れることがわかっており、ストレス解消に効果があります。
またコーヒーに含まれる成分であるカフェインにも同じくリラックス効果が強いことがわかっています。普段コーヒーを飲む人は、飲まない人と比較して20%以上も鬱になる確率が低いという結果も。
2.二日酔いに効果あり
コーヒーには二日酔いの原因となるアセトアルデヒドの分解を促進する効果があります。
またお酒を分解する肝臓の機能も活発にしてくれるので、お酒が好きな人は合わせて日常的にコーヒーも飲むことをおすすめします。
カフェインが頭痛を抑え、老廃物を体外に排出してくれるので、二日酔いの後にコーヒーを飲むことで早く身体を立ち直らせることができます。
3.口臭予防
食前・食後のコーヒーは口臭予防に効果があります。コーヒーには殺菌効果があり、臭いの原因になる菌の繁殖を防いでくれます。
「コーヒーを飲むと逆に口臭が気になる……」という人はコーヒーが原因ではなく、口の中が乾燥していることが原因だと考えられます。
コーヒーは水分補給に向いている飲料では無いので、その他にも水などを飲むことで口臭を防ぐことができます。
4.ダイエット効果
カフェインには消化を助ける効果があるので、食後のコーヒーはダイエットに効果的です。
また血中脂肪濃度を上げて、エネルギーの代謝を上げる効果もあります。運動の30分前にコーヒーを飲むことで、より効果的にダイエットを行うことが可能になります。
5.虫歯予防
食後のコーヒーは虫歯予防にもなります。
口臭予防の項でも言った通り、コーヒーには殺菌効果があります。虫歯の原因となる口内のバクテリアの繁殖を抑えてくれるので、虫歯の防止効果が期待できるという仕組みです。
ただしコーヒーの飲み過ぎは、歯に色が付着したり、歯のエナメル質が傷ついてしまったりするので注意が必要です。何事も程々に。
6.記憶力が向上し頭が良くなる
コーヒーを一日に二杯以上飲む人は、長期記憶(忘れない限り死ぬまで覚えている記憶)が向上する効果があります。
また気分が落ち着くことから、コーヒーを愛飲している人は思考力も研ぎ澄まされます。
またコーヒーを飲むことでアルツハイマー予防の効果があることもわかっています。なんと疾患リスクが70%下がるという報告も。
7.がんの予防になる
コーヒーの「抗酸化成分」が皮膚がん、大腸がん、肝臓がんなどの原因となる物質を消去してくれる働きを持つことがわかっています。またコーヒーの炎症を和らげる作用が、がんに効果を発揮しているという可能性も考えられています。
毎食後にコーヒーを飲む人はがんの発症率が1/4にまで低下したという統計も。
8.美容効果もあるので女性にもおすすめ
上記でも触れた抗酸化成分は肌を健康に保つことでも知られています。
肌の老化現象は言い換えれば「細胞の酸化」でもあるので、コーヒーの抗酸化成分は老化を防ぐ特効薬ということになります。
またコーヒーに含まれるポリフェノールは、肌にメラニン色素が過剰に作られることを予防し、肌にシミができることを防いでくれます。
9.糖尿病の予防に
ハーバード大学の研究結果では、コーヒーを飲む量に比例して糖尿病を発症するリスクが低下していることがわかっています。
1日1杯 -8%
1日2杯 -15%
1日3杯 -21%
1日4杯 -25%
1日5杯 -29%
1日6杯 -33%引用元:コーヒーによる糖尿病の予防効果と、罹患後のコーヒーとのつきあい方
これに関してはどういった成分が糖尿病予防の効果を発揮しているかは明らかになっていませんが、カフェインには筋肉に運動に似た作用を及ぼすので、糖尿病の原因となる運動不足に一定の効果があることが考えられています。
しかしながら、既に糖尿病を患っている人にはコーヒーの飲み過ぎは症状を悪化させる恐れがあります。多くても一日に1~2杯程度にとどめておく必要があるでしょう。
10.低血圧の人にも、高血圧の人のも効果大
コーヒーに含まれるカフェインには、心臓の鼓動を高めて血流を良くする効果があります。
これにより、朝が低血圧気味の人はコーヒーを飲むことで一時的に血圧を上昇させることができるので効果的です。
また高血圧の人には毛細血管を拡張させる効果があり、末端の血管を広げる働きがあります。これにより血圧を下げてくれます。
どちらかと言えば低血圧の人の方がプラスの効果を得ることができます。重度の高血圧の人などが逆効果になることも考えられますので注意です。
11.動脈硬化の予防に
コーヒーにはニコチン酸という栄養素が含まれています。ここでいうニコチン酸はタバコ等に含まれるニコチン酸とは別で、ビタミンB群に属する必須栄養素です。
このニコチン酸は血液中のコレステロール値を下げて動脈硬化を予防してくれる効果があります。
また善玉コレステロールを増やす働きを持つことも、動脈硬化予防に効果的に働いてくれます。
終わりに
コーヒーが身体に悪いと言われる時代もありましたが、それはもう過去の話です。現代では逆にコーヒーが健康に対して与える好影響を見直す声のほうが多いです。
コーヒーの効果を100%引き出すのであれば、ブラックコーヒーで飲むことが効果的です。また飲み過ぎは身体に悪影響になる場合もあるので注意しましょう。
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