気分が落ち込んでいる時に、無理して明るい漫画を読んだところで逆効果になることが多いもの。
そういう時は敢えて欝漫画を読むことで一度気分をどん底まで落としてみませんか?どん底まで行ってしまえば、後は上昇するしかないのです。
※因みにこの記事にネタバレは無いので安心してください。
▼目次
「この漫画最後まで読める奴いんの?」で有名
「【閲覧注意】この漫画最後まで読める奴いんの?」で少し話題になった漫画。話題になっているのは一巻での認知症の母と息子のストーリーです。
検索でこの漫画を探している方が多いっぽいので追加しました。物語全体ではそういう展開ばかりじゃ無いので悪しからず。
タイトルに騙されてはいけない、衝撃の問題作
「鬱漫画と言えばこの漫画は欠かせない」というレベルの漫画がこちら。
「竜の子」と呼ばれる謎の存在に魅入られた少年・少女たちの交流や戦いを描いたファンタジー作品。中盤以降からの残酷かつ凄惨なストーリー展開はドン引きもの。
作者がこの漫画を書いていた当時に実際に病んでいたことでも知られています。その時の精神状態の陰鬱さがそのまま漫画のあの数々の鬱展開に影響したとか。
個人的にはラストがこの漫画の全てを物語っていると思います。
この世の地獄とはこの漫画のこと
【4/27追記】現在Kindleでセール中とのこと。値段は172円!急げ!終了しました。
三丁目の夕日とタイトルは似ていますが、内容は似ても似つかず。あの独自路線を進みすぎている漫画雑誌「ガロ」の掲載作品と言えばわかる人にはわかるはず。
主人公・別所たけしに起こる無限地獄は思わず目を背けたくなるほど。頑張って最後まで読んでください。僕はもう嫌です。
「稲中」ファンは絶対読むべし
普通の人生を歩みたいと願っていた主人公・住田の日常は、クズの父親を殺してしまったことを境に「普通」からかけ離れていく。彼の苦悩や極限まで追い込まれていく精神状態が生々しすぎです。
名作ギャグ漫画の作者である古谷実の作品。しかしそうとは思えない暗さ。古谷実をギャグ漫画家だと思っている人が一番衝撃度が強いと思うので、是非読んで欲しいです。
載せといて悪いですが、おすすめはしません
ブラッドハーレー家は全国から養女を貰い受けて劇団を経営する資産家であり、養女として貰われることは名誉であることとして信じられていた。しかしその養女は実際は囚人の性欲・暴力的欲求を解消するための慰み者として扱われていた……。
既にあらすじだけで悲惨ですが、漫画で実際に見るとそれ以上です。情景描写だけでなく、心理的描写もリアルなのでまたエグい。
正直おすすめはしないです。作者が「赤毛のアン」のような作品を書きたいということから生まれた作品らしいけど、冗談としか思えません。
ギャンブル中毒の人はこれを読めば治るんじゃないかな
闇金業者に手を出した人々が碌な最後を迎えないというのが王道展開の群像劇。
あらすじで書けば簡単だけど、闇金に手を出す人々の破滅していく描写の描き方がリアルすぎて心が重くなります。パチンコを辞めたくてもやめられず闇金に手を出してしまう人の登場と破滅が多いので、ギャンブル依存症の人はこれを読むと辞める気になるかもしれません。
そしてウシジマくんの取り立てがまた怖い。お金に困っても闇金融には手を出さないようにしましょう。
ヒーロー物のお話だと思っていませんか?
世間の認識と実際のストーリーが結構違う漫画。
読むまではここまでスケールの大きい話だとは思っていませんでした。
物語終盤あたりの「悪魔狩り」からは「ここまでやるか?!」と思わせるぐらいの凄惨さ。最近の漫画でああいう展開にしたら絶対に非難轟々でしょうね。
どういう展開かは実際に読んでお確かめください。ラストも必見。
各話のギャップがエグい
オムニバス形式で様々な登場人物の視点から進行していく漫画です。一時期は2chでも話題になった漫画。
笑える話とかちょっと萌えるような話もあるのですが、たまにドーン!とえげつない回があります。それが可愛い絵柄で展開されるものだからまたキツイ。
狂気、青春、毒、ホラーなど様々な要素を感じさせてくれます。
テーマはズバリ「死」
「なるたる」と同じ作者の作品ですが、こちらも結構キテいる漫画です。
アニメの方も「鬱アニメ」として有名ですが、漫画版には若干展開の違いもあるので、アニメ視聴済みの人も鬱になることができます。
「世界を救うためにロボットに乗って戦う少年少女」というとありきたりですが、物語が進むうちに残酷な展開に。
SFグロテスク萌え漫画
可愛い絵柄からの容赦無いグロテスク描写が特徴。一話からドジっ子秘書の首があっさり吹っ飛ぶのはあまりにも有名。
主人公の悲惨な過去やヒロインとの関係性などは心を抉られる思いになります。この漫画は普通に娯楽としてもおすすめ。
海外では謎の人気があることでも知られています。女の子が犯罪的に強い部分がウケているらしい。
大人のグリム童話的漫画
また鬼頭莫宏です。鬱になりたい人はこの作者の作品を読み漁ればいいのかもしれません。
西洋的な舞台設定と、緻密な描写が凄く美しい漫画なのですが、テーマは「ぼくらの」同様に生と死なので、色々と考えさせられます。
以前はレア漫画だったのですが、最近になって再販されて入手しやすくなったので、この機会に是非。
某放送局とは無関係
引きこもりの主人公を中心に展開されるギャグ漫画。ヒロインがヤンデレ気味だったり、他の女性もねずみ講の勧誘をしてきたり、ヤク中だったりと悲惨。
とは言えひきこもりの生活のダークな部分を面白おかしく誇張しているコメディなので、ここで紹介している他の漫画に比べるとかなりライト。
セカイ系鬱漫画の代表的存在
彼女がある日いきなり最終兵器になるんです。「なんじゃそりゃ」と思うかもしれないけど、そういう漫画です。
読むと死にたくなります。鬱漫画のあるべき形だと思いますね。やはり鬱漫画に一番必要なのは「青春」や「愛」という要素だと思わせられます。
あとがき
鬱になりたい(?)人には自信を持っておすすめします。
鬱漫画を読んで元気に生きていきましょう。
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