別にブログを毎日更新をしている人に喧嘩を売っているわけでは無いですよ。そもそもまずこのブログが毎日更新ですから。
さて「ブログを毎日更新すること」。これはブログを運営する上で果たして良いことなのでしょうか、それとも悪いことなのでしょうか。
考えると結構様々な面がありそうです。
ブログを毎日更新することの光と闇
「ブログは毎日必ず更新する」というのを心がけている人も多いと思います。コンテンツの量を増やすことは大切なことですし、毎日続けることでそれを楽しみに来訪してくれる人も増えることもあります。実はこのブログもある時期から毎日更新を続けていたりします。
しかし毎日更新を続けていると陥りやすいのが、段々とそれが義務のようになってくること。誰に頼まれたわけでもなく、更新を怠ると死ぬわけでもないのに、ブログを更新しないと不安でしかない。
このように義務感を感じてしまうことには良い側面と悪い側面があります。
毎日更新の良い側面
良い側面というのは、義務感を感じること自体を自分の成長として見ることもできる部分。
例えば、プロブロガーのイケダハヤトさんは、義務感を抱くことをポジティブに捉えています。
まず、毎日更新を心がけると、ブログの執筆が習慣になります。食事をしたり、トイレに行ったりするレベル感で、ブログ執筆に向き合うことができます。ぼくはかれこれ700日以上毎日更新しているので、もはや書かない日があると、気持ちわるさに耐えられないと思われます。
(中略)
これはホントに慧眼で、一度習慣にしてしまうと「楽」になるんですよね。毎日続けるのが普通になれば、継続にあたっての特段の労力はかからなくなります。
毎日更新をつづけていくと、いつしか「毎日更新するのしんどい…」から「毎日更新するのが当たり前、更新しないと気持ちわるい」に変わっていきます。
義務感を抱くのはブロガーとしてむしろ必要なものであるとイケダハヤトさんは考えています。
義務感を抱きながらもブログを続けるうちに段々とそれが息を吸って吐くのと同じようになり、労力がかからなくなってくる。義務感はいわば成長痛のようなものとして考えることもできます。
毎日更新の悪い側面
悪い側面は、義務感を抱きながら書いた記事は質が低下する恐れがある部分。
ブログを続けていれば、時には
- 「やる気が出ない」
- 「書くネタがない」
というような日もあるかもしれません。それでも、
- 「更新をしないとアクセスが下がりそうで不安……」
- 「リピーターから見放されそうで怖い……」
という懸念が止まらない。
そういう時に無理にブログを更新しても、やはり自分のパフォーマンスがかなり低下している状態での執筆なので、往々にして質の低い記事になりがちです。
最悪なのが、更新しないとアクセスが落ちるのでは…?という不安感に煽られることです。するといやいや記事を書くので、結果片手間記事となり、悪い結果を生み出しやすくなります。
引用:記事数とアクセス数が必ずしも比例しない理由。ブログ運営者が考えるべき効率的な運営テクニック/アフィリエイトJAPAN
アフィリエイトJAPANさんの記事にあった一文ですが、まさにこういうことです。またこちらの記事内では、そのような「駄記事」がサイト全体の評価を下げる要因にも成り得ると言及しています。
Googleはサイト内で低品質のコンテンツがある場合、サイト全体の評価を下げて、検索順位などに影響すると公式に発表しています。そして嫌々書いた記事はまさにその対象になりやすいということです。
嫌々ながらも苦労して書いた記事が、結果Googleから低品質扱いされてサイトの評価まで下げてしまっては最悪ですよね。やってられません。これが義務感を抱きながら毎日更新したときの悪い側面です。
毎日更新をやめても、ブログはやめないでください
結局毎日更新をするべきなのか、しないべきなのか、という部分ですが個人的には
「毎日更新はしたほうがいい。でも必ずしもしなくていい」
と思っています。ハッキリしないですかね?でもそうとしか言えません。
毎日更新をするメリットは確かに多いです。技量も飛躍的に上昇しますし、読者からの受けも良いと思います。コンテンツを増やすという点でも大きいです。僕が毎日更新をしているのもそういう部分を期待してのことです。
しかし自分で言うのも変ですが、これって誰でもできることではないと思います。僕は以前から違うブログでも毎日更新をしていたから特に抵抗もなくやっていますが、他人にとっては毎日更新が凄いストレスになることもあるんじゃないかなと。
それが嫌になってブログをやめてしまうなんてことになったらそれが一番勿体無い。なぜかというとブログで一番と言っていい程大切なことに継続することがあると思うからです。
3日に1回でも、1周間に1回でも更新を続けていけば、自分自身もブログも緩やかではあるけど確かに成長をします。ですがつまらない事にこだわるあまりにブログをやめてしまえば、その時点でその成長を全て放棄してしまうことになります。
確かに毎日更新をずっと続けることができればそれは素晴らしいことだけど、それを意識するあまり道半ばで脱落してしまうことは最も避けたいことです。冒頭で「毎日更新はしたほうがいいけど、しなくてもいい」と言ったのはそういう理由からです。
今回例として取り上げたイケダハヤトさんも毎日更新を推していますが、彼は
1日に10記事は平気な顔で書き上げ、さらに一週間後の記事まで予約投稿しているという、言わばモンスターです。常人が真似しようと考えても、技量的に簡単なことではないのがわかると思います。
上記のエピソードを見て「そんなの無理だ」と思う人は別にやらなくていいんです。誰も強制していないんですからね。自分なりにブログを続けられるやり方を見つければいいんです。
でも中には「イケダさんのようなスキルを磨きたい!」と思う僕のような人間もいます。そういう人は毎日更新を推奨します。続けられるならやはりそれが最も良いのですからね。
まとめ
ブログで最も大切なことである継続すること。それを実現するには自分なりのスタンスが必ず必要になります。
しかし他人に影響されたり、つまらない事を気にして、そのスタンスを誤っている人が多いように思います。繰り返しますが大切なことは自分のやりやすい方法でブログを運営していくことです。そうでないとやはり続くものも続きません。
ブログをやめてしまう理由の第一位は「更新が面倒になったから」だそうです。
参考:ブログに関する調査。ブログをやめた理由、53%が「更新が面倒になったから」
単純に飽きたからやめたという人がほとんどだと思いますが、中には今回取り上げた義務感に押しつぶされてやめてしまった人もいるのかなと想像してしまいます。だとしたら寂しいことです。
ブログなんて自分のやりたいように自由にやればいいんです。それが可能なのがブログの一番の魅力なんですから。
自分に最も合うスタンスを見つけて、全力でブログを楽しむ人が増えることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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