万年筆の手入れ(洗浄)方法は驚くほど簡単。定期的にやるのがおすすめ

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愛用している万年筆・Lamy AL-star(ラミーアルスター)が、最近どうも調子が悪い。急にインクが出なくなったり、文字が掠れたりする。インクカートリッジが空になっているというわけでもない。「もしかするとペン先が詰まっているのかなー」と思ったので、生まれて初めて「万年筆の手入れ」というモノをやってみることにしました。

この記事では「カートリッジ式の万年筆」の手入れ方法を備忘の意味も込めて紹介していきます。

万年筆の手入れ方法

実際にどういう流れで洗浄をするのか。やってみました。

① まずコップ等を用意して、その中にぬるま湯をいれます。自分は撮影用のためにカッコつけてグラスを使用していますが、実際は紙コップでも半分に切ったペットボトルでも、なんでもいいと思います。

② ペン先を先ほどのコップの中にいれます。水がインクで染まりますが、何回か入れ替えをして、なるべくきれいな状態の水にいれて放置をします。

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最初は真っ青に染まってた水も、3~4回水を変えたらかなりクリアに。

③ あとは放置するだけ。日頃の手入れや別色のインクに交換するときなどは1~2時間程度で大丈夫なようですが、しばらく使用していなかったりインクが詰まっていたりする場合は一晩は放置したほうがいいようです。自分は3時間ぐらい放置しておきました。

ペン先から少しインクが溶け出しているのがわかります。

ペン先から少しインクが溶け出しているのがわかります。

④ 放置が終わり、コップからペン先を取り出したら軽く水道水で洗い流し、柔らかいタオルなどで水を拭き取ります。あとは乾燥させるためにまた放置しておきます。風通しのいいところに置くのが理想ですが、直射日光が当たるのは避けます。

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タオルを使用。ティッシュなどでもいいそうです。

⑤ 完全に乾燥したのを確認したら完了です。組み立てて問題なく書けるかどうかを確かめます。

万年筆を手入れする際の注意点

万年筆の手入れは簡単に行うことができますが、いくつか注意点もあります。

まず「洗剤などは使わない」ということ。万年筆のインクはぬるま湯で簡単に落ちます。洗剤類を使ったからといって絶対にダメというわけではないでしょうが、ペン先が細いので完全に濯げずに不調の原因になる場合もあるので推奨はできません。そこまでのリスクを負ってまで洗剤を使う必要性は無いように思います。

それでも徹底的にやりたいというのであれば専用の洗浄液があるので、そちらを使用するのがおすすめです。

また「熱湯は使わない」ことも大切です。インクの落ちは良いでしょうが、ペン先や持ち手の部分が変形する恐れがあります。ぬるま湯で十分です。

手入れをしたら使い心地が元通りに

一連の作業が終わったあとにインクを入れて試し書きをしてみると、掠れたりすることもなく以前の状態に復活させることができました。めでたしめでたし。

「万年筆=精巧なモノ」というイメージが強かったので、手入れも特別なことをするかと思っていましたが、やってみると非常に簡単でした。特定の道具が必要というわけでもなく、誰でもすぐにできるところがありがたいです。少しでも違和感を感じたら迷わず洗浄をしてしまうことをおすすめします。

おわりに

万年筆は使うほどに自分の手に馴染んでくるところが素敵ですが、その精巧さゆえにデリケートな一面も持っています。永く使いたいモノなので、こまめな手入れを欠かさないようにしたいですね。

【参考にしたサイト】

 

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