一日15分で体が変わる!『氣の呼吸法』の凄まじい効果

鬱病の原因のひとつには、呼吸が浅いことによる酸素欠乏があるそうです。呼吸とは誰でも必ず行っているものですが、日常的にその重要性を意識する人は多くありません。 身近な呼吸なのに、正しく行えていない人は想像以上に多いのです。

今回紹介する「氣(=気)の呼吸法」は、「全身に酸素を送り治癒力を高める」という呼吸の本来持つ効果を最大限に高める呼吸法です。心身統一合氣道の創始者である藤平光一さんの著書『氣の呼吸法』から、その驚くべき効果と実践する方法を紹介したいと思います。

「氣の呼吸法」とは、呼吸を最大限に活かす呼吸法

世の中には様々な呼吸法があります。最近流行ったものですと、ヨガ呼吸法や丹田呼吸法などが有名です。しかし著者によれば、それらの呼吸法の多くは無理に途中で息を止めたり、無理な姿勢で行う物が多く、呼吸本来の効果を得ることとは程遠いのだとか。

呼吸が持つ本来の素晴らしい効果を引き出すには、あくまでも自然な状態で呼吸を行うことが大切です。そうすることで毛細血管の隅々にまで酸素が行き渡り、体は酸素による治癒力を最大限に受けることができます。

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しかしこの「自然に呼吸を行う」というのが意外と難しい。言葉では理解できても、それを実践するとなると頭で難しく考えてしまい、結局正しい呼吸法から離れてしまいます。そのためには、呼吸法の正しいポイントを順序立てて理解していくことしか方法はありません。

氣の呼吸法を実践する際のポイントは後で紹介するとして、次はその効果について紹介したいと思います。

氣の呼吸法から得られる3つの効果

氣の呼吸法は体に様々な効果を与えてくれます。ひと言で言えば「健康に良い」ということなのですが、それではザックリしすぎているので具体的な効果を紹介していきます。

日常的にリラックスした状態を維持できる

氣の呼吸は全身の力を抜いた自然な状態で行います。習得できると、生活のあらゆる場面でもリラックスした状態を維持することが可能になります。

リラックスした状態を脆くて打たれ弱いと思う人もいるかもしれませんが、そうではありません。むしろリラックスした状態こそが強いのです。体も心もリラックスした状態というのは、あらゆる環境に対応できます。また人間の本来の力を発揮できるのも、体の力を正しく抜けている時です。 つまりは周囲の物事に対して、常に100%の力を出せるようになるということです。

氣の呼吸法は、共通する効果として「人間が持つ本来の素晴らしい力を引き出せる」ということがあります。

あらゆる病気に効く万能薬

あらゆる病は、血流の流れが悪くなることによって引き起こされている側面があります。血液は体中に栄養や酸素を運ぶと同時に、老廃物や二酸化炭素を回収する大切な役割をしています。生命活動とは、血液の活動と言い換えてもいいほどなのです。

人間の体内に張り巡らされている毛細血管は、驚くことに繋げると「地球二周半」もの長さになるそうです。しかし多くの人は、それだけの長さを持つ毛細血管の隅々にまで酸素を運ぶことができていません。 氣の呼吸法は、呼吸によって得た酸素を全身の隅々にまで行き渡らせる呼吸法です。それによって体の免疫機能が最大限に高まるので、あらゆる病気を防ぐことに繋がるのです。

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また冒頭でも言いましたが、酸素を正しく取り込むことは鬱病などの心の病気を改善させることにもなります。心にも体にもプラスの効果がある呼吸法なのです。

人間関係や仕事がプラスに回り出す

ここまで言ってきたように、氣の呼吸法は精神を正しい状態に保ちます。そのような正しい精神状態で心を積極的に使うときに、本書の中では「プラスの氣が働く」と表現されています。

プラスの気が働いているときは、周囲にもプラスの状態を与えます。例えばあなたの周囲で好かれている人は、他人に元気や優しさを振りまいているような人ではないでしょうか。つまり自分がプラスの氣を出していると、自然と周囲にもプラスな状態を生むということです。

自分が強いプラスの氣を起こすと、考えもすべてがプラスになり、プラスの事柄を招き、周囲をもプラスに変えてしまいます。

逆に言えば、マイナスな状態ではマイナスの環境を引き起こすということでもあります。不健康で不健全な状態では、自然と周囲も悪い環境になっていきます。

氣の呼吸法を行うことは、自分の心と体だけではなく、取り巻く周囲にもプラスの影響を及ぼすのです。

氣の呼吸法の実践方法

では実際に氣の呼吸法を行う方法について。まず氣の呼吸法には、心身統一を行うことが最も重要となります。本書ではありがたいことに、「心身統一の四大原則」が紹介されています。これを参考に、まずは心身統一を実践しましょう。

  1. 臍下の一点に心をしずめ統一する
  2. 全身の力を完全に抜く
  3. 体の総ての部分の重みを、その最下部におく
  4. 氣を出す

ここで注意したいのが、この四大原則は全てを実行しなければいけないというわけでは無いということです。どれかひとつでも実践することができれば、その瞬間に他の3つも満たし、心身統一ができているという性質を持っています。自分がわかりやすいものをひとつ実行すればいいでしょう。

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この心身統一ができれば半分以上は氣の呼吸法ができたも同然ですが、それだけでは効果が十分とは言えません。次にいよいよ呼吸の方法を見て行きましょう。

  1. 力を入れず、かといってか細くならないように、静かに口から息を吐ききる
  2. 花の香りを嗅ぐように、鼻から自然に息を吸う
  3. 繰り返し。一連動作の中で、心身統一を崩さないようにする。

ポイントは「息を吐ききる」ということ。肺の中の空気を全て吐くことで、吸うときにも自然と多くの酸素を取り込むことに繋がります。呼吸の浅い人というのは、多くの場合息を吐き出す力が弱いから酸素欠乏に陥るものなのです。

また一連の動作の中では、常に心身統一の状態を維持し、体に力を入れないようにしましょう。姿勢が悪くなったり、体に力が入ってしまうと、その瞬間に毛細血管が圧迫されて、血流が悪くなり、酸素が体中に行き渡らなくなります。

やってみるとわかりますが、一筋縄ではいきません。しかし実際にこの方法を意識して呼吸を続けていると、頭の中がジワーっとして、目が冷めていくような感覚になりました。恐らく脳内まで酸素が行き渡ったことで、意識がハッキリしてきたのだと思います。氣の呼吸法は、確かな効果があります。

一日15分を目安に。訓練次第で常に「氣の呼吸法」ができるようになる

本書の中では、まずは一日15分から続けることが推奨されています。その15分という時間が、体内の空気を入れ替え、酸素を体に行き渡らせる上で十分な時間だからなのだそうです。

さらにそれを2週間は続けると、日常の呼吸でも自然と多く酸素を取り込むことが可能となってきます。続けていけば、日常的に氣の呼吸法を実践することができるようになり、先ほど紹介した効果を常に享受することが可能となるわけです。

本書『氣の呼吸法』には、この呼吸の方法が写真付きでより詳しく解説されている他、呼吸を中心とした日常の心構えについて網羅されています。非常に濃い内容です。

著者の藤平光一さんは、幼少時代は病弱な子供だったのですが、この氣の呼吸法によって驚異的な回復を見せ、心身統一合氣道の開祖となるまでに至ったそうです。そのような人生を送ってきた人の著書なので、説得力を感じさせる内容となっています。氣の呼吸法について理解をより深めたい方は、手元に置いてみることをおすすめします。

呼吸法の良い部分として、あらゆる場面で実践しやすいことがあります。日常のあらゆる場面で氣の呼吸法を実践することができるというわけですね。やろうと思えば電車の中などでも可能なのです。

この記事を読んだ人が、氣の呼吸法に興味を持って、習得に至ることを祈っております。僕も毎日寝る前の15分で実践中です。

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