猫を飼うようになってから7年ほど経とうとしている。世話をする中で大変なことも山ほどあったけれど、振り返ってみるとそれ以上に猫を飼うということは自分に大切なものを与えてくれた気がする。
この記事では猫を飼うことで、人間の生活にどのような好影響が及ぶかを自分なりに考えてまとめている。猫を好きな人だけではなく、猫を飼おうか迷っている人、猫が苦手な人にもぜひ読んでほしい。
猫を飼うと生活は明るくなる
猫を飼うとは言うが、僕はそれは家族が増えることと同じ意味だと思っている。人間でも子供が生まれて新たな家族が誕生すると、家庭に笑顔が生まれる。
猫を飼っていても同じことだ。猫の突拍子もない行動は時々飼い主を驚かせることもあるが、同時に微笑ましさを感じるものである。日常生活で嫌なことがあっても、猫と遊んでいると何となく気持ちが楽になることは多い。
アニマルセラピーという言葉をご存知だろうか?動物と一緒に生活をするということは、精神的にも肉体的にも人間の生活の質を上げてくれるのだ。
共通の話題が生まれる
ペットとしては犬と同じくらい人気なので、猫を飼っている人は意外と多い。そして同じ動物をペットに持つということは強いシンパシーが生まれるので、不思議とそれらの人とは会話も弾むのである。
猫を飼っていると起こる「あるあるネタ」で盛り上がったり、悩みを分かちあったりすることは良いものだし、そこから新たな人との繋がりだって生まれることもある。
「話題にするために猫を飼え!」と言うわけではないが、猫を飼う生活は家庭内だけではなく、外での生活でも好影響を与えてくれる。
ゴキブリが忽然といなくなる
前項まで真面目なことを書いたのに申し訳ないが、これは非常に大きなことである。それまでは毎年暖かくなると出現するゴキブリの影に怯えていたが、猫を飼い始めてからそれまでが嘘のように見かけなくなった。
猫はゴキブリのように不規則で素早く動くものが大好きなので、夜な夜なゴキブリを退治してくれているのだろう。ゴキブリとて天敵が存在する場所に居座るわけもない。
ゴキブリが苦手で夏が怖いという人は、猫をパートナーとして家庭に迎えることをおすすめしたい。
猫は最強の「目覚まし時計」である
寝覚めが良くなくて中々起きられないという人もいるだろうが、猫を飼っている人間にその心配はない。猫は飼い主が起きる時間より少しだけ早い時間に目を覚ます。そして飼い主が起きないと見るや、顔をペシペシと叩いたり、顔に乗っかって来たりと無理矢理にでも起こしてくれる。猫としては「起きたぞ。ご飯をくれ」と言っているのだろう。
猫の体内時計は非常に正確だ。一緒に暮らしている内に飼い主に生活リズムを合わせるようになるのである。
猫を飼うとゴリラも好きになる
猫限定の話では無いかもしれないが、ペットを飼っていると動物全般を好きになることができる。僕も猫を飼うまでは特別動物好きというわけでもなかったけど、たちまち猫好きになり、気づけば動物を見ると大体のものは可愛いと思うようになってしまった。
最近はゴリラも魅力的だと思っているほどだ。あの力強い肉体にもかかわらず、性格が温厚というギャップが何とも愛らしいではないか。
動物がイマイチ苦手という人も、特定の動物を一種類飼ってみると波状的に動物全体を好きになることができるはずだ。
あとがき
いかがだっただろうか?
猫が我々に与えてくれる影響は計り知れない。しかし勘違いしないでほしいのは、当然良いことばかりではないということである。お金は当然かかるし、猫の生活の場を作ってあげることだって楽ではない。
この記事を読んで猫のいる生活に魅力を感じて「実際に飼ってみたい」と思ってもらえるならそれは非常に光栄ではあるが、飼う上での事前知識はしっかりと習得していることが望ましい。そうでないと飼い主にとっても、何より猫自身にとってもいい結果にはならないからだ。
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