WordPressのビジュアルエディタは重かったり急に落ちたりであまり好きではないので、ローカル環境で効率良く記事を書く方法を日々模索しています。マークダウン記法はそんな「ビジュアルエディタ嫌い」の人にはおすすめの方法です。
手軽に効率良くブログ記事を書きたい時に、マークダウン記法は非常に便利です。難しい知識は一切必要ありませんし、何より短時間で文章を書き上げることができます。
ただマークダウン記法の便利さを知っていても、それを使ってどうやってブログ投稿までたどり着けばいいのか知らない人も多いと思います。
今回紹介するのは、マークダウンを使ってブログ記事を効果的に書いていく方法です。あくまで僕が実践している方法ですが、メリットは多いので興味を持った人はお試しください。
※ちなみにどちらかと言えばWindowsユーザー向けの方法です。Macユーザーには優秀なブログエディタが多数存在するので。
なぜマークダウン記法を使うと素早く文章が書けるのか
マークダウン記法を使うとHTMLを簡単に書くことができるので、結果的に記事執筆の効率が上がります。
例えば「見出し」を書きたいときは、マークダウンでは
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##見出し2 ###見出し3 |
と書きます。するとこれがHTMLに変換された時には、自動的に
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<h2>見出し2</h2> <h3>見出し3</h3> |
となるわけです。#の数が、そのまま見出しレベルの数字に対応します。
また「改行」に関しては、一行開ければ自動で段落タグが挿入されます。これがローカル環境で書くときには非常にありがたい。
例えばマークダウンでは段落を分けたい時は、こうして文章を一行開けておきます。
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こんにちは。 こんばんは。 |
そうすると、HTMLに変換した時には自動でタグが挿入されます。
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<p>こんにちは。</p> <p>こんばんは。</p> |
マークダウンはあらゆるHTMLタグに対応していますが、この方法では「見出し」と「改行」の仕組みだけ覚えておけば問題ありません。
最終的な細かい調整(「強調」や「リンク」など)はWordpressのビジュアルエディタで行うので、マークダウンで書く段階では文章の基礎となる「見出し」「段落」だけ構成されていればいいからです。
エディタは「Evernote」がおすすめ
「マークダウン記法を使うなら、エディタもマークダウンに対応したものを」と考える人もいるかもしれませんが、ブログ記事を書くぐらいなら特にその必要はありません。
マークダウン対応のエディタだと、書きながらHTML変換後のプレビューを見ることができます。ただ今回紹介している方法では「見出し」と「改行」しか使わないので、記述中も変換後の状態も見た目にはあまり変わりありません。メリットが少ないので、マークダウン対応にこだわる必要は無いのです。
以下がマークダウンエディタを使った時の様子です。右がプレビュー画面ですが、左とほとんど変わりません。
マークダウンで記事を書くなら、Evernote をおすすめします。
- ローカル環境で使える
- 自動保存機能が優秀
- 文字カウント機能がある
- デバイス間の同期ができる
- カテゴリー分け、検索機能などがあり、データ管理が容易
- 無料で利用可
以上の理由でEvernoteはかなり優秀です。マークダウンには対応していないですが、先ほども書いた理由からそれもデメリットにはなりません。
HTMLに変換してブログに投稿
WordPressの場合はマークダウンに対応していないので、これをHTMLに変換してから投稿しなければいけません。
HTMLへの変換には「Markdown 2 Html 」を使用します。左側にマークダウンで書いた記事を貼り付けて「Make!」を押せば、簡単にHTMLに変換されます。
あとは変換後の文章をWordpressのテキストエディタに貼り付ければOKです。
最後に推敲がてらにビジュアルエディタで画像添付を行ったり、強調部分を太字にしたりといった微調整を行います。見出し付けと段落分けは既にできているので、必要最低限の作業で済みます。
あとは投稿するだけです。最近はこんな感じで記事を投稿しています。
まとめ
自分の記事を書く方法をまとめると、
- Evernoteにマークダウンで記事を下書きする
- Markdown 2 Htmlで文章をHTMLに変換
- WordPressで最終調整を行い、投稿
という感じになります。
この方法を使うメリットとして、
- オフラインで作業ができるので、回線落ちなどで記事が途中で消失したりしない
- 編集作業が必要最低限の労力で済む
- Evernoteに下書きが残るから、間違って記事を消した時にも安心
といったものがあります。他にもありそうですけどね。
これが最適な方法とは思いませんが、自分がたどり着いた現状で最も効率の良い方法です。もっと良い方法があったら教えてくれると喜びます。
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