マーケティング脳を身につけるための『実戦マーケティング戦略』

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今回紹介する本↓

マーケティングと言えば「3C分析」「4P」などが有名です。しかし本書はそれらは用いず、著者である佐藤義典さんが考案したオリジナルのフレームワークが紹介されています。

マーケティングの考え方の基本を学びたい人から、一段階レベルアップしたい人まで、全てのマーケターの学びになる一冊です。

「戦略」を構築するための5つのツール

本書の中で紹介されているツールは、

  • 戦略BASiCS
  • マインドフロー
  • ニーズの広さ深さ
  • 売上5原則
  • プロダクトフロー

となっています。

特徴的なのは、これらのツールはそれぞれが相関関係にあるということです。例えば「戦略BASiCS」は最適な戦略を組み立てる基礎となる部分で、「マインドフロー」は顧客の立場になって問題点を明らかにするためのツールです。

そうすると、マインドフローで分析をする過程で自社製品のリピート率が低いことがわかった場合、戦略BASiCSにおいての「Asset(資産)」「Strength(強み)」が弱点となっていることがわかったりするのです。

あるツールではイマイチ分析しづらいようなことでも、他のツールの分析をしていく過程でそれが明らかになるということがあります。ツールはどれかひとつを使うということではなく、5つ全てを使うことでそれぞれの足りない部分が明らかになり、より強力な戦略を構築することが可能となるわけですね。

数値化できることが大切

本書で紹介されているツールの特徴として、「戦略BASiCS」以外は数値化できるという点があります。

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戦略を数値化できるということは、具体性が増すということに繋がります。数値化することで、より正確な目標設定や比較検証が可能となります。文面だけの戦略より、説得力も増します。

本書の文章を引用するなら、

数字が答えを導き出せるときに数字を使わないのは無謀

というわけですね。不可能でもない限りは、何事も数字で計測するとわかりやすいのです。

「マーケティング脳」を身につけよう

僕は大学時代にマーケティングを専攻していましたが、それはマーケティングの考え方が商売だけではなく、あらゆる分野に活かせる部分が好きというのが理由でした。卒業以来久しぶりにマーケティングの本を読みましたが、改めてマーケティングの奥深さに触れたように思います。

著者の佐藤義典さんが言う、身の回りの事例からマーケティングを学べる「マーケティング脳」を身につけることが大切なのでしょう。本書はその大きな助けとなる一冊です。

また本書のフレームワークの素晴らしい部分は、全くの新しいツールでありながら、従来の「SWOT分析」「AIDMAの法則」などを内包していることです。5ツールを使えば、自然と従来のツールの分析内容が含まれるというわけですね。単に独自路線を走った手法ではなく、非常に理にかなっているのです。

この本を読んで勉強した僕の次のステップは、本書のタイトル通り「実戦」に活かすことだと思います。とりあえず当ブログの運営に、この5ツールの考え方を活かしたいですね。このブログが皆さんに与えることができる価値を、あらためて見なおしてみたいと思います。

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