「メモ術」に関する本はいくつも存在しますが、その中で共通して推薦されていることがあります。それは「1冊のメモ帳を使用しなさい」ということ。
「情報は1冊のノートにまとめなさい!」という書籍がベストセラーにもなったように、一箇所に情報をまとめていくことには多大なメリットが存在します。そこで今回は、1冊のメモ帳を使用することによって生じるメリットをご紹介したいと思います。
1冊にまとめることで、格段に情報が引き出しやすくなる
メモ帳の役割とは、簡単に言ってしまえば「情報を書き、そして後で読み返す」ためのものです。そして、その一連の作業が最も行いやすくなるのは、メモ帳を1冊だけ使用している時なのです。
例えばここにジャンル毎に複数のメモ帳を使い分ける人がいるとしましょう。一見するとそれは情報を管理しやすくなっているように思えますが、実際は取り出す時にどこに何を書いたか忘れてしまったり、また書く時にどのメモ帳を選ぼうか考えてしまって、無駄な時間が生じてしまいます。
メモ帳を1冊にまとめることで、それらの時間をカットすることができるので、非常に効率的に情報の管理が可能となるのです。 「1冊にゴチャゴチャと書いてしまうと、後から読み返すときにわかりづらい」という悩みも生まれそうですが、それは「索引を作る」「目印をつける」という方法で意外と簡単に回避できます。
この辺りのメモ帳の情報管理術に関しては、下記の本に画期的な方法が書かれているので、是非参考にしてください。
1冊でいいということは、つまりそれだけ持ち運びなどで邪魔にならないということです。鞄の中に何冊もメモ帳を入れるのは、取り出すだけで面倒になりますからね。
メモを取りたいときに、サッと取り出すことができるのがメモ帳の本分ではないでしょうか。小さめのメモ帳ならポケットに入れておけるという強みもあります。
ペンと1冊のノートさえ持っていれば他に何もいらないのです。
1冊を使い続けることで、愛着も湧いてくる
自分は物を使うときは、愛用できることも重要視しています。愛着が湧いたアイテムは積極的に使用したくなりますし、モチベーションも上がります。どうせなら使っているだけで楽しくなるような、お気に入りのアイテムを使いたいですからね。
複数のメモ帳を代わるがわる利用するよりも、1冊を重点的に使うほうがそれだけ愛着も湧いてきます。そして自分が使いやすいようにアレンジしてみたり、ボールペンにこだわってみたりすると、一気にメモをとる作業が楽しいものに変わってこないでしょうか。
まとめ:シンプルであることは、最高の効率化
物事は複雑であるよりは、絶対にシンプルでわかりやすいほうが優れています。メモ帳は「アイデアの創造」や「備忘録」としての役割に特化していればいいので、その他の無駄となりそうな部分は徹底的に排除してしまうべきでしょう。
その点でメモ帳を1冊だけ使用することは時間の短縮になり、そうして生まれた時間でアイデア出しに使えるので、非常に効率的です。 コンビニやドラッグストアに売っているようなメモ帳でもいいので、自分だけのオリジナルのメモ帳を1冊用意してみてください。むしろそういったシンプルなメモ帳ほどアレンジの幅が広いので、面白さがありますよ。
持ち歩く内に、自分の情報管理能力が格段に向上していることに気がつくはずです。
更新情報はこちらからどうぞ