あまりSF小説は読まないので偉そうなことは言えないが、こういった小説の面白さはその巧みに構成された世界観にあると思う。ロボットが家庭にいたり宇宙船がワープしたりと、現実では「あり得ないこと」を小説内では「当たり前のこと」 […]
続きを読む「正しく生きる」を考えさせるーー『君たちはどう生きるか(岩波文庫)』
数週間前からダラダラと読んでいたら、宮崎駿監督の次回作がまさにこの『君たちはどう生きるか』になるという話を聞いて驚いた。それならばと一気に読んで記事にまとめた次第である。 君たちはどう生きるか (岩波文庫) posted […]
続きを読む美しい日本語の文章を書くにはーー『文章読本(谷崎潤一郎著)』
名だたる作家や評論家たちが『文章読本』を著してきたが、その元祖にあたるのがこの谷崎潤一郎版の『文章読本』である。一般読者向けに書いたと本人が言っているように内容は平明となっている。文章を書くうえで現代でも参考になる点は非 […]
続きを読む清々しいほどに冒険小説――『三銃士』
アレクサンドル・デュマが生み出した傑作『モンテ・クリスト伯』は大好きという言葉ではあらわせないぐらいに自分にとって大切な小説なのだが、今回取り上げるのはもうひとつの傑作『三銃士』のほうである。むしろこちらのほうが世間的に […]
続きを読む影を持たずは人にあらず――『影をなくした男』
古本に挟まっていた栞がこの本を読んだきっかけとなった。そこには『影をなくした男』という作品が印象的な挿絵と共に紹介されていた(上画像参照)。しばらく経ってから古本屋でその本を見つけたとき、迷わずカゴに放り込んだ。 影をな […]
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