少し前に「電子書籍は便利だ!」という記事を書いたわけですが、同時に紙の本にも魅力を感じています。紙の本に触れるから電子書籍の利点も見えてきますが、逆も然りというわけですね。
電子書籍ばかりヨイショするのも不平等な感じがするので、今回は紙の本のメリットもまとめていこうと思います。侮れないですよ紙も。
お風呂に持っていける
いきなりかなり庶民的ですが、電子機器と違いお風呂にも安心して持っていける紙の本は嬉しい存在なのです。自分はお風呂で本を読む習慣があるので。
タオルなどを敷いておけば、水を吸ってふやける心配もほとんどありません。どうしても心配なら、古本や雑誌などの安価なものを持ち込むと気分的に楽です。
余白に書き込める
気になる部分をマーカーで引くことはKindleでも可能ですが、思いついたことをメモするのであれば紙の本はかなり便利です。余白に書き込んでしまえばいいのですから。
一応Kindleにもメモ機能が備わっていますが、タップ操作での文字入力が絶望的にやりづらいので、現実的ではないですね。単に気になる部分以外に、プラスαで思ったことなどを書き添える場合は紙の本が圧倒的に便利です。
インテリアとしての役割もこなす
自分の好きな本が棚に収まっているのを見ると、なんとも言えない充足感があります。特にハードカバーの本などは、ドッシリとしていてインテリアに近いものがあります。
僕はけっこう収集癖がある方なので、棚にびっちり本が入っているとそれだけで満足だったりします。積んでいる本が多いのはそれが原因でもあるのですが……。
置いてあるだけでも意味をもたらしてくれるのは、紙の本の大きな魅力でしょう。
紙のにおいは落ち着く
久しぶりに紙の本に触れた時に感じる、あの独特の匂いが好きだったりします。時代や出版社によってにおいが全然違うので、本を手に取るたびについ匂いを嗅いでしまいます。変態です。
ただ紙のにおいを嗅ぐと「ああ、本を読んでるんだなあ」と実感するんですよね。将来的に匂いを発するデバイスが開発されたら、電子書籍も紙の匂いがするようになればいいのに。
売ることができる
読み終わった本を売ればわずかではありますがお金になりますし、新しい持ち主に読まれる嬉しさもあります。それは紙の本のみが持つ特権です。
これはデジタル商品全般に言えますね。ゲームや映画のダウンロード販売も、売ることができないという点で買い渋る人は多いです。
最後に
紙の本の良さを考えてみました。もっとたくさんありそうですが、現状で自分が感じているメリットはこのぐらいですね。他にもあれば教えて下さい。
紙の本が持つメリットの特徴として、「そう簡単には電子書籍で再現できない」ということです。未来に実現はできるのでしょうが、かなり先の話でしょう。紙の本もまだまだ安泰です。
電子書籍と紙の本は、どちらが良いという話ではなく目的やタイミングによって双方を使い分けることが、本を読む上で最も大きい効率を出す読み方だと思います。両方を使いこなすことで、本の内容を最大限に引き出していきたいですね。
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