【万年筆】「カクノ」と「アルスター」の性能を比較レビューしてみた

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初めての万年筆として「ラミー アルスター」を購入したのが既に数カ月前。

予備の2本目の万年筆としてPILOTの「カクノ」を買ってみました。僕が購入したのはオレンジ色です。

どちらも初めての万年筆候補としてあがりやすいと思うので、どうせならと比較しつつレビューしてみようと思います。

書きやすさ

まずカクノで文字を書いてみた第一印象として真っ先に浮かんだのは「なめらか!」ということでした。感触としてはジェットストリームなどのボールペンに近いように思います。万年筆特有の紙を掴むようなガッシリした書き味は少ないですが、逆に言えばそれがこの商品が万年筆の入り口として親しまれている要因なのかもしれません。今までボールペンばかり使ってきた人でも抵抗なく使用できると思います。

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それに対してアルスターは「しっかり書いている」という印象が強い。先ほども言ったように紙を掴むような書き味があり、またペン先が紙を擦る音も心地よい。手にも耳にも気持ちがいい。

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「書きやすさ」という概念自体が個人差があるものなので比較が難しいですが、純粋に万年筆の良さを味わいたいのならアルスターがおすすめです。万年筆の良さは、どちらかと言えば書き味のなめらかさよりも「文字を書いている」と実感できる確かな感触だと思うので。

反対に、カクノは良い意味でボールペンと万年筆の中間にある書き味を実現しています。いきなりバリバリの万年筆を買うことに抵抗のある人にはおすすめできます。

デザイン

万年筆としてはポップな見た目で、老若男女問わず使いやすいのはカクノとアルスターの共通点です。

カクノは全10色もの種類があり、女性やお子さんにも受け入れられやすいように思います。もちろん男性が使っていても違和感はありません。

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またペン先には奇妙な顔マークが施されています。この遊び心を喜ぶかどうかは個人の趣味趣向次第。

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その反面、アルスターはシャープなデザインが特徴です。全4色で、どれもマットな色合い。

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自分がアルスターのデザイン面で気に入っているのは持ち手の部分です。持ちやすいように逆三角形型になっているので、非常に文字が書きやすい。カクノも同様に持ち手部分は逆三角形になっているのですが、少し太めなところに違和感を感じました(単にアルスターに慣れているだけかも)。

どちらも万人におすすめできる見た目ではあるのですが、強いて言うなら洗練されたデザインのアルスターは非常に大人向けの印象。

カクノはパステルカラーの種類もあるなど良い意味で人を選ばない中立性を持っています。女性でも違和感なく使えるような懐の広さがあると言えますね。

価格

最後は価格面で比較をしてみたいと思います。

とは言ったものの、単純に比較したら1,000円程度で購入できるカクノにアルスターが勝てるわけがありません。昨今の万年筆ブームの火付け役となった最大の要因も、この低価格にあります。万年筆と言えば高級で、手を出しにくいというイメージが強かったですからね。

ただ双方の比較では負けるものの、アルスターの3,000円という価格も万年筆全体から考えればかなり安価な部類と言えます。個人的には野口英世を3枚出す価値は十分にありました。

ただ数百円で買えるボールペンに慣れてきた人には、やはり3,000円程度でも購入には少し勇気がいるかもしれません(僕がそうでした)。そういう人にはやはりカクノがおすすめとなります。まずはカクノで万年筆の雰囲気を掴み、気に入ったのであればアルスターなどの少し価格帯が上の商品を買うのがよろしいかと。

まとめ

自分がもともと使っていたということもあり若干アルスター贔屓のレビューになったのは否めませんが、だからと言ってカクノが悪いということでもなく、むしろこの低価格の万年筆としては期待以上の性能と言えます。再三言うように「初めての万年筆ならカクノを選べば間違いはない」と思えるぐらいに信頼できる商品です。

自分の場合はアルスターのほうが書き心地が好みなので、サブ万年筆としてカクノは使用していこうと思います。万年筆で書くのが楽しくて、どんどんボールペンを使う機会が減っていくなあ。

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