「後回し癖」は部屋の片付けの習慣化で治る

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 「やったほうがいいのは理解してる。でもやらない」という”後回し”が癖になってしまっている人は多いです。面倒なことは避けて、つい楽な方へと逃げてしまう。

そんな悪癖を治すためのヒントが、『脳が冴える15の習慣 ―記憶・集中・思考力を高める』に記されています。

後回し癖を持つ人は、前頭葉の力が弱い

前頭葉は言わば「脳の司令塔」とも呼べる重要な部分です。自分にとって再優先にやるべき行動を取るように指示してくれるのが、前頭葉の役割ということですね。

しかし現代では、この前頭葉の力が弱っている人が多いのだとか。そして前頭葉の力が弱い人に起こる現象というのが、「面倒を後回しにして、楽をしたい」という心理に陥ることです。

前頭葉が指令を出し続けられなくなったとき、次に人間を動かすのは感情系の要求です。つまり、面倒なことはしたくない、楽をしたい、人任せにしたいという、脳のより原始的な欲求に従って動いてしまう。

結果的に、前頭葉の体力が落ちてくると、やればできるのにやらない人、自分を律して主体的に行動するよりも、人から命令されなければ動かない、感情系の要求に従ってダラダラ過ごす時間の長い人になってしまいます。

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つまりもし後回し癖に悩んでいるなら、まずは前頭葉の力をトレーニングしていくことが必要となります。そのために有効な方法というのが、「部屋の片付けなどの雑用を、毎日こまめにこなしていくことだ」と本書には書かれています。

片付けをこまめにやる人は、前頭葉が鍛えられる

片付けとは、ほとんどの人にとって面倒くさいものです。しかしその小さい「面倒くさい」を毎日コツコツと処理していくことの繰り返しが、前頭葉を鍛え、自らを律することに繋がっていくのです。

●毎日自分を小さく律することが、大きな困難にも負けない耐性を育てる

そういう面が間違いなくあります。部屋の片付けでも、壊れているものを修理に出す作業でもかまいません。自分の身近にある、少し面倒くさいと感じる問題を毎日少しずつ解決するようにしましょう。

もちろんこれは片付けに限った話ではありません。難解な本を毎日少しだけ読み進めてみたり、興味のあった趣味に着手してみたり。とにかく「面倒くさいけど、何となく放置してしまっている」という物事に、少しでもいいから手を出してみるということが重要です。

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ただやはり片付けが最も良いように思います。部屋は毎日汚れていくものなので、言ってみれば終わりがありません。毎日なにかしらの片付けをする必要性が生まれるでしょう。そのほうがトレーニングとしては効果的だからです。

毎日しっかりと小さな「面倒くさい」を片付けるうちに段々と後回し癖が無くなり、逆に自分のやるべきことから手を付けることが可能になります。これは感情に支配されず、思考を司る前頭葉を使えるようになったということです。

小さな雑用を毎日積極的に片付けていると、その程度のことなら面倒くさいとは感じなくなってきます。同時に、イライラも抑えやすくなる。これは脳の中で、感情系に対して思考系の支配力が強くなったことを意味しています。

決して大きな意志は必要ではありません。平積みになっている本を、棚に入れてみる。部屋の半分だけでもいいから、雑巾がけをしてみる。そういった「少し頑張ればできる」といったレベルのことを続けていくことがコツです。

後回し癖は治せる

なんとなく楽な方に逃げてしまう人は、それが自分の性格だと思って諦めているかもしれません。しかしそれは違います。日常の小さなことを変えていくだけで、後回し癖は簡単に治すことが可能です。

まずは部屋で汚れている・散らかっている箇所をひとつだけ綺麗にすることから始めてください。また本書によれば家事全般は小さい面倒ごとの繰り返しなので、炊事・洗濯なども効果は高いそうです。

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