読書でも、ピッチャーの投球術でも、大切なのは緩急をつけることだと気が付きました。
緩急をつけた読書ができるようになると、本を早く読むことが可能になったり、理解が深まったりしますよ。
読書における「緩急」とは
ここでいう緩急とは、
- 重要な部分はじっくり読む
- それ以外の部分は流し読みする
ということです。具体的に説明していきますね。
まず読み進めていく中で「これは自分にとって重要な部分だな」と思う箇所は、穴が空くほどじっくり読みます。脳内に刻み込んで二度と忘れないぐらいに。もしくはドッグイヤーでも付けておいて、後から読み返すのも良いです。
一方で「この辺りは自分にとってはあまり重要では無いな」と思う部分もあると思います。こっちは流し読みしてしまいましょう。文字を読んではいるけど脳内には入れていないような状態ですね。読み飛ばすぐらいでもいいかもしれません。
これが僕の言う「緩急をつけた読書」です。
先に言っておくと、この方法は小説にはおすすめできません。何故かと言うと小説は全てのページが重要だからです笑
読み飛ばすと話がわけわからなくなっちゃいますからね。可能なのは実用書のみということをご理解ください。
さて本題に戻りますが、このような緩急をつけた読み方をするメリットはいくつもあります。
緩急をつけることが可能になると読書速度が段違いに上がる
どれだけ良書と呼ばれる本でも、自分にとって真に重要な部分は全体の5%程度であることがほとんどです。それなのに本全体を精読するのは多くのエネルギーを使ってしまいます。
また一冊を読むことに時間をかけてしまうと、それだけ他の本を読む時間が失われてしまうことになります。良書との出会いを増やすためにも、読書はエッセンスだけを拾って素早く読むことが望ましいというのが自分の考えです。
緩急をつけた読書は重要な部分だけを抽出するので省エネですし、何より読書速度が大幅に上がります。
自分にとって何が重要なのかをハッキリさせてくれる
緩急をつけた読書をしていると、ボーッと本を眺めていてもある部分で「ピタッ」と自分の視点が止まることがあります。そういう部分に書かれている文章って自分にとって実はかなり重要なことが多いんですよね。
人は自分にとって重要なことは把握しているつもりでも、深層心理下で求めている情報は全く違うことがあります。そしてそういう無意識が求めている情報の方が今の自分にとって真に重要だったりするものです。
緩急をつけることは、自分にとって本当に大切なことを見つける手がかりになってくれます。
文章の理解度が増す
この読み方は重要な部分に多くのエネルギーを注ぐ読み方なので、全体を読む方法より理解が深まります。
物事はエネルギーを一点集中させた方が強い効果を発揮するものです。ブーツの踵に踏まれるより、ハイヒールに踏まれたほうがかなり痛いのと同じです。例えは間違っているかもしれませんが、雰囲気で伝わると思います。
読書でも重要な部分を集中して読む方が効果的で効率的です。
まとめ
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今回は多分初めて読書術についての記事を書きました。最近は読書に費やす時間が多く、色々と思う部分があるので、考えたことをどんどん発信していきたいですね。
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