「腕を振る」ことで初めてランニングが完璧なスポーツになる

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ランニングは下半身の運動だと思いがちですが、実は上半身の動きも密接に関わっています。

特に「腕の振り」はランニングから得られる効果を最大限に引き出すために、決して見逃してはいけないほど重要なのです。

ランニングは全身をバランスよく働かせることが大切

どうして腕を振ることが重要なのかというと、実はランニングが全身運動であるということが理由のひとつです。ランニングは「走るスポーツ」なので下半身を特に重要視しがちです。しかし実際はむしろ上半身に気を配っていくべきなのです。下半身の動きをスムーズにするためには、上半身にある肩甲骨や背骨から下半身へ、効率よくエネルギーを伝達させる必要があるからです。

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その中で特に重要なのが「腕の振り」です。昔、学校でのマラソンの時間に「疲れた時こそ腕をしっかり振れ!」と先生から言われなかったでしょうか。実はあれは結構効率的なアドバイスで、腕を正しく振ることは肩や腰を連動させて働かせることが可能となり、結果的に下半身の働きも助けることになるのです。

腕を振ることによって起こる効果

ランニングの際に腕をしっかりと振ることによって、様々なメリットが生じます。

疲労軽減

腕の振りを意識しながら走ることによって、身体にかかる疲労を少なくすることができます。これは上半身を正しく使っていることで、下半身にかかる負担を上手く全身に分散させることができるからです。

逆に腕をあまり振らないで走っている状態は、言ってみればランニングによる負担を下半身が全て受け止めているような状態です。この状態が続くと何日も足にダルさが残ってしまったり、最悪の場合は怪我にも繋がります。

フォームの改善

腕を振ることは、身体のバランスを保ち、正しいフォームで走ることに繋がります。

僕たちは歩くときに、右足を踏み出したら左手を前に出します。左足を出したら右手が前です。何故このような動きをするのかというと、単純にバランスを取るためですよね。

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ランニングもこの動きと同じであり、足と腕を交互にしっかりと動かすことで全身のバランスを保ちながら走ることが可能となるのです。バランスの良い状態で走ることは疲れにくい状態を生むことにもなりますし、同時にタイムを縮めることにも繋がります。

走るテンポを保つ

走る時のテンポというのは意外と重要です。マラソンにペースメーカーという存在が重宝されているように、一定のテンポで走ることは高記録を出す上で不可欠なことだからです。またテンポが上がったり下がったりすると、身体がそれについていけず疲れてしまうという懸念もあります。

腕を振りを一定のリズムにすることは、それがそのまま走るテンポを制御することになります。先程も言ったように、腕の振りと足の動きは連動するものです。腕の動きが、メトロノームのような働きをしてくれるのですね。

正しく腕を振るコツは「引くこと」

では正しく腕を振るには、どのようなことを意識すればいいのでしょうか。

重要なのは「引く」という動きに意識を向けることです。腕をしっかりと引くことで、自ずと前に出すという動きにも繋がるからです。振り子の原理と同じですね。引けば引くほど、腕が前に出すエネルギーが大きくなり、それが足の動きをスムーズにすることに繋がるのです。

また引くからと言って腕に力を入れないようにしましょう。上半身の力みは、そのまま下半身へと伝わり疲労の原因となります。あくまで下半身と連動して動かすことをイメージし、無駄な力は入れないように心掛けます。

腕を振ることで、初めてランニングの効果を全て引き出せる

最近自分のランニングの効果が目に見えて出てきたことは、以前に記事としてまとめました。

痩せたり筋肉がついたりと色々な効果があったのですが、その中で驚いたのが上半身にも結構筋肉がついていたことです。特に肩や胸、背中は顕著でした。しっかりと腕を振って走ることは、ランニングを下半身だけの運動で終わらせず、全身を満遍なく鍛える完璧なスポーツに変える効果があるのです。

また腕の振りを意識するようになってから、走る途中にいつも起こっていた足の痛みが無くなったことも驚きました。これも先程言ったように、腕の振りを怠っていたから下半身に大きな負担がかかっていたのだと思います。

ランニングにおいて「腕を振る」ということは、初心者から上級者まで共通して意識するべき最重要事項であると思います。よりランニングの効果を高めたい人は是非参考にしてください。

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