「多くの人に読んで欲しいからこそ、読者ターゲットを絞る」ということ

「ブログを運営して記事を書くなら、読者(ターゲット)を想定しろ」

ブログ初心者向けの記事で繰り返し見る文句ですが、僕がこれを初めて聞いた時には「え?じゃあターゲット以外の読者を切り捨てろってこと?それって逆に損じゃない?」と思っていました。

ただ最近考えるところによると、それはむしろ全くの逆であるようなのです。

「ターゲット以外を切り捨てるのではないか」という誤解

結論から言えば、ターゲット設定をすることでターゲット以外の読者を諦めることになってしまうのは確かです。しかし、それでもターゲット設定をする必要があるのは、それを行わないと「結局誰からの支持も得られない、どっちつかずの記事になってしまう」という危険性があるからなのです。

今の時代は、ブログの全盛期と言ってもいいでしょう。単なる趣味の範囲を超えて、ビジネスの場としてもブログは注目されています。ブログの数は増え続けるばかりです。

つまりブロガーは、今はどこを見ても競争相手(同業者)がいるような状態です。そのような状況で、誰しもに読まれたい記事など書いていたら結局、誰からの支持を得ることもできません。なぜなら、真っ先に読まれるのは他の人が書いた「ターゲットを明確に絞った、専門性の高い記事」だからです。

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自分が読者の立場になってみても、普段から購読しているのは「20代向けの~」「ブロガーにおすすめの~」と言った明確にターゲット設定をしてある記事が多いように思います。そのほうが自分にピッタリの情報を提供してくれそうに思えるからです。

ターゲット設定をせずに全ての人向けに書いた記事は、逆に全てを切り捨ててしまうことに繋がります。「二兎を追う者は一兎をも得ず」とはよく言ったものです。ひとりでも多くの人に自分の記事を読んでもらいたいからこそ、ターゲットを絞ることが必要なのです。

さらにターゲット設定は「ターゲット以外にも読まれる魔力」を生み出す

またこれは少し違った視点ですが、ターゲット設定を突き詰めた記事は、ターゲット以外の人間を巻き込むほどのパワーを生み出すこともあります。

読まない人に読ませる共感文章術』という本の著者は、講演で学生を眠らせないためにどうするかというと、自分の話に頷きながら熱心に聞いてくれている人にだけ語る感覚で話すようにしているそうです。こうすると不思議と他の人も興味を持ってくれて、眠ってしまう人を減らすことに繋がった、と。

つまりどういうことかというと、ターゲット設定を明確に行った記事は、ターゲット以外の人の目にも魅力的に映るということです。例えばそれが「投資家向けの~」といったかなり専門的な記事だったとしても、ターゲット設定が綿密に行われ魅力的な記事に仕上がっていたなら、投資家以外の人間も興味を持つのです。

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ターゲットを絞るはずが、気づくとより多くの人に読まれることに繋がることもあるということですね。そういったある意味では魔力のようなものを、ターゲット設定によって生み出すことができるのです。

ちなみにこのあたりの話は、以下の記事でも少し触れています。よろしければご覧ください。

多くの人に読んで欲しいからこそ、ターゲットを絞る

ターゲットを絞ることは、最初は何となく勿体無いことをしている気分になります。しかしそれはむしろ逆である、ということがわかってきたように思います。

ひと言で言えば「魅力的で面白い記事を書きたいからこそ、あえて特定の人を想定して書く」ということですね。

どんどん読者を切り捨てて、面白い記事を量産していきましょう。それが結果的に、切り捨てた読者でさえも惹きこむことに繋がるのですから。

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