『W3 Total Cache』はサイトの高速化のためのキャッシュやサーバーの設定を簡単に設定できるプラグインです。キャッシュ制御系のプラグインの中では屈指の多機能を誇っています。
キャッシュ系のプラグインは今まで敬遠していたのですが、導入していたら想像以上に素晴らしいものだったので記事にすることにしました。ただし導入には注意点もあるので事前知識は身につけておくと良いでしょう。
▼目次
『W3 Total Cache』導入後、サイト表示速度が半分に!
サイトの読み込み速度は「GTmetlix」を使用して計測していきます。
『W3 Total Cache』導入前は当サイトの表示速度は「11.82秒」!かなり遅いです……。
しかし『W3 Total Cache』を導入後にはそれが「6.27秒」に!まだまだ早いとは言えませんが、一気に半減もできたのは嬉しい。
WordPressの高速化は現在最も興味のある課題なので、プラグインで簡単に効果を出せたのはありがたいです。何故もっと早く導入していなかったのか……。
キャッシュ系プラグインを導入する際の注意点
事前にバックアップを取るようにしよう
キャッシュというデリケートな部分の設定をするので、万が一エラーが出た場合に備えて必ずバックアップはしておくようにしましょう。僕は「BackWPup」というプラグインで毎日バックアップを取っています。
他のキャッシュ系プラグインと併用はしない
キャッシュ系プラグインは多数存在しますが不具合を起こす可能性があるので併用は避けるのが無難です。
またもし今使っているプラグインから新しいプラグインに乗り換える時も、既存のプラグインを停止しただけではエラーを起こす可能性もあるので、事前に正しい削除方法をググるなどして起きましょう。サイトが真っ白で表示されなくなるということも珍しくはないようです。
『W3 Total Cache』の設定方法
設定方法に関しては下記リンク先を非常に参考にさせてもらいました。
基本的にはこの設定方法に従う形で問題無いです。
しかしながらリンク先の内容だけでは不明な部分もあったので、それを補完していこうと思います。
「Browser Cache」の「General」以下からの設定
「Browser Cache」では「General」項目の他に、
- CSS&JS
- HTML&XML
- Media&Other Files
の項目が存在しますが、基本的にはデフォルトで大丈夫です。
それぞれの項目では、キャッシュが新しいか古いかを判断する仕組みを使用するかを決めたり、キャッシュの有効期限を指定できたりします。
初期設定で充分最適化が成されているので問題ないでしょう。
.htaccessにキャッシュ設定を記述している人は注意!
「Browser Cache」を設定すると「.htaccess」に独自のキャッシュ設定が追加記述されます。この時、先に別の記述が存在すると『W3 Total Cache』の邪魔になってしまい、逆に表示速度が遅くなってしまう可能性もあります。
自分は以前書いた「WordPressの高速化でやることは3つだけ」の記事で.htaccessにキャッシュ制御をする記述をしていましたが、今回それが『W3 Total Cache』の妨げになっていたようなので記述を削除しました。
勿論.htaccessに変更を加える際はバックアップは忘れないようにしましょう。
まとめ
高速化に関しては画像の最適化も記事にしてあるので宜しければ御覧ください。
自分はこれまでキャッシュ系プラグインは不安定要素が多いものだと思って敬遠していましたが、正しい取り扱いをすれば非常に効果があるものだと考えを改めるようになりました。
特に今回紹介した『W3 Total Cache』はあらゆるキャッシュ設定を一元化できる非常に有能なプラグインです。もっと早く導入しておけば良かったなぁ……。
高速化に関する記事は引き続き書いていきます。次回は『W3 Total Cache』と連携できるプラグインを紹介していく予定です。
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