「なんで勉強するの?」と子供に聞かれたら福沢諭吉に任せよう!「学問のすゝめ」から学ぶ、勉強する理由

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「子供に勉強をする理由を尋ねられたけど、何て答えればいいかわからなかった」

良く聞く話です。その答えは学問の祖・福沢諭吉の名著「学問のすゝめ」の中にありました。

※今回一部引用させていただいているのは、現代語訳版の「学問のすゝめ」となっています。

非常に読みやすく、エッセンスが詰まっているのでオススメです。

才能は学ぶことによってのみ養われる

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つまり、賢人と愚人の違いは、学ぶか学ばないかによって決まるのである。
世の中にはむずかしい仕事もあるし、やさしい仕事もある。むずかしい仕事をする人は偉い人であり、簡単な仕事をする人は身分の低い人だという。

当時ネットがあったら絶対即炎上する発言ですよねこれ。更にその後にも「頭を使う仕事は給料も良いけど、肉体労働は簡単だし低賃金」というようなことが書かれています。

確かに間違ってはいないと思うけど、福沢諭吉は別に「良い仕事に就きたいなら勉強しろ」ということだけを言いたいわけでは無いと思っています。

自分が読み取ったのは「勉強によって将来就くことのできる職業の幅を広げることができる」ということ。

義務教育の期間に学ぶことは、実はあらゆる職業の基礎になっています。例えば気象予報士になりたかったら理科の知識が絶対的に必要になります。化学的なアプローチが必要になるし、天気を統計から割り出すから数学の知識だって求められることになるでしょう。

最近だと公務員が人気の職業らしいですが、公務員試験なんてのはそれこそ義務教育で学んだことの包括的な知識が求められる場面なので、やはり勉強を疎かにしていると辛いものがあります。

仮に小学校までの勉強までしかしていない場合、就くことのできる職業が非常に限られてしまうことは想像できると思います。それが中学校、高校、大学と勉学を積み重ねていくうちに将来の可能性はどんどん広がっていきます。就ける職業の選択肢を増やしておくのは素晴らしいことです。

「将来この勉強が何の役に立つの?」と聞く子供は、そもそも自分の将来がまだまだ未知数なのです。輝かしい将来の可能性を無限に広げるために必要になるのが勉強です。

誤った情報に騙されないためには学問が必要

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しかし、事実を単純に信じるな、とは言うものの、疑うばかりではいけない。
なにを信じ、なにを疑うか、選択する力が必要なのである。
学問とはつまるところ、この判断力を養うことにある。

現在のインターネットが普及に普及した社会では、わからないことは無いと言えるほどに情報で溢れかえっています。

しかし情報が多いのも考えもので、中には全く見当違いの誤った情報も存在するのが現実です。そのような情報に騙されてしまったばかりに、痛い目を見る人も存在します。

そのような騙される側の人間にならない為には、情報の正しさを判断し、取捨選択するための深い知識が必要となります。

正しい情報のみを得られる知識があると、自分の成長のスピードが段違いに早くなります。何故なら誤情報に踊らされる時間をカットできるからです。他人が間違った情報で右往左往している間、自分だけが真っ直ぐ目的の情報へ行き着いているわけです。

この項の最後で福沢諭吉は以下のように言っています。

信ずるに足るものを信じ、疑わしい点に興味を持ち、どれを採り入れ、なにを捨てるか、正しく選ぶことが大切なのである。

頭が良い人は人望を得ることができる

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学校や職場で尊敬ができる人がいるでしょうか。いるとしたらその人はどういう人でしょうか。

様々な要素があると思いますが、多くの場合それは物事に対する深い知識を持っているから尊敬を集めているのです。

人望とは、このように、人の力量だけで得られるものでもないし、財産が豊かだからと言って集まるものでもない。
それは、その人の才能と智慧の働きと、正直な心、つまり誠実さによって、徐々に得られるものなのである。

頭の良い人は組織で起きた問題に直面した時、常に最適な答えがわかっています。問題を解決するためにその知識を活用して、他の人々を正しい方向へ導いてくれます。人望を得ないわけがありません。

人望を得ることは世の中を円滑に渡って行く為に必要不可欠と言ってもいいです。自分が行動をする時には周りが後押しをしてくれるので色々と動きやすくなりますし、逆に困った時は周囲の人が助けになってくれます。

尊敬を集めたくないという人はこの世にまず存在しないでしょう。尊敬が欲しいのなら深い知識が求められることを理解しておかなければいけません。

たくさんの友人を持つことができる

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人間の知識が深まれば、それに伴って交際も広くなる。
交際が広くなれば、人間の心も広くなり穏やかになる。

色々なことを知っている人の周りには、常に誰かがいます。それはその人が周囲にとって有益な情報を持つ人間であったり、共通の話題があり一緒にいて楽しいからだと思います。

人気者というのは「物知り」であったり「情報通」であったりしますが、共通しているのは広い知識を持っていることです。そしてその人達がどうして物知りで情報通なのかというと、やはり弛まず勉強を続けているからに他なりません。

たくさんの友人は、言わば自分の貴重な財産です。友人は自分に知識と活力を与えてくれますし、困ったときは力になってくれます。

もしフリーランスで仕事をする場合などは、特にこの人脈が重要となります。

参考:人脈づくりはフリーランスの基本

フリーランスにかぎらずとも、やはり仕事上で多くの人脈を持つことは絶大なメリットがあります。損得で知り合いを増やすために勉強しろという訳ではないですが、重要な要素です。

子供も大人も勉強の大切さが身にしみる一冊です

ここまで紹介したように、「学問のすゝめ」は学ぶことの必要性を非常に鋭く、ダイレクトに読者に教えてくれます。

この本はこの記事のタイトルのように「なんで勉強しなきゃいけないの?」と聞いてくる生意気なお子さんに与えてもいいと思いますし、大人の人が自己啓発の為に読むのにも非常におすすめです。

今回紹介した本は現代語訳版で非常に読みやすいので、こだわりの無い方はこちらが良いですよ。

最近だと、訳者は違いますが新書版も出版されました。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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