本への書き込みを解禁したら、読書が楽しくなった話

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「本への書き込み」で、自分の読書への価値観が変化しました。

最終更新日:2016/01/19

本を汚すことは楽しいことだった

「本を汚すのは悪いことだ」

そう思うようになったのは、子供の時に漫画に落書きをしたら怒られた経験があったからだと記憶しています。いつしか、本はなるべく綺麗な状態を保つことが自分の中で当たり前になっていきました。

本に書き込みをする」という読書法があることを知ったのは最近です。本は綺麗に保つものと信じていた自分には衝撃的でしたが、勇気を出して実践してみたところ、なるほど――これは面白い。

不思議な事に、書き込みをすることは本に書かれている内容をより深く理解することに繋がったのです。さらに、以前よりも読書が楽しいものだと感じるようにもなりました。自分の中の価値観が変わった瞬間でした。

「どうして理解が深まるのか」「何が楽しいのか」ということについて、次からお話していきます。

書き込みをする前提で読書をすると、脳が活性化する

書き込みを推奨している有名な本に『レバレッジ・リーディング』がありますが、その中に以下ような一節があります。

ペンを片手に線を引きながら読んでいると、いつもいろいろなことを思いつきます。それは本の内容に直接関係あるときもあるし、まったく関係ないときもあります。脈絡なくさまざまなことが頭に浮かぶのは、おそらく脳が刺激を受けるからでしょう。(P124)

これは本当にそうで、例えばメモ帳にアイデアなどを書き出すときも、直前までは何も頭に浮かんでいなくてもペンを持った途端に色々と思いつくということは多いです。詳しいメカニズムはわかりませんが、僕たちは昔から学校でペンを持ちながら授業を受けていたわけなので、紙を前にしてペンを持った状態は反射的に脳が活性化する仕組みになっているのではないかと勝手に考えています。 pen-427516_640-min またペンを持って読書をする意義として、重要な部分を見つけるアンテナが敏感になることがあります。普通に読書をするよりも、書き込む前提で読むほうが重要な部分を見つけようと必死になるので、結果的に内容の理解が深くなるのです。

メモ帳を用意するより効率的

以前の僕の本の読み方として、頭に浮かんだことや勉強になったことはメモ帳に書いていました。しかし今思えば、それは非効率です。本に直接書いてしまえばよかったのですから。

?本の余白にメモをとったり、気になる部分には線を引いたりしてしまえば、全てがその本の中で完結します。わざわざメモ帳を用意する手間はありません。後から読み返したときにも、ひと目で重要な箇所がわかるのでわかりやすいですし。 writing-923882_640-min 例えば電車の中で本を読んだりすると、同時にメモ帳も用意するのは手がいっぱいになってしまうので窮屈でした。直接書き込むならペンだけ用意すればいいのでシンプルです。

書き込むことは、自分だけのバイブルを作る作業だ

書き込みを重ねて汚し尽くした本は、最終的には自分にとっては大切なことばかり書いてあるバイブルのような存在となります。自分に最適な状態に、本を進化させているわけです。

このように考えると、段々と「本に書き込みをする」という作業が楽しくなっていきます。自分だけのオリジナルの本を作っていく過程は、工作でアレコレやっていた時間に似ています。客観的情報の塊である本に、自分の意思を混ぜ込むことができるのは普通に読書をしていたのでは味わえない快感があるのです。

また書き込みの仕方にも工夫を加える事ができます。最近ですと僕は三色ボールペンを活用した読書法を実践しています。

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本で知った方法なのですが、この方法はただ書き込むより、より理解が深まるのでかなりおすすめの方法です。詳しくは下記の記事で紹介しています。

書き込みの方法も人の数だけあっていいと思うので、自由にアレンジするともっと読書が楽しくなりそうですね。図説を交えた書き込みなんかをしても面白そうです。

本を汚してみよう

本に書き込むのに抵抗がある人に最も多い理由は、おそらく「後で売れなくなるから」でしょう。しかし古本屋で買い取ってもらったとしても、高く売れて100円程度です。それはまだいい方で、場合によっては「10円になります」と宣告されることも。どうせその程度でしか売れないのです。

だったら売った時のことなんて考えずに、本が手元にある時間をいかに有益に使うかを考えるほうが得ではないでしょうか。書き込みをしまくって、ボロボロになるほど読み倒したほうが、長い目で見れば売った時の価格の何倍もの利益に繋がるはずです。

とりあえず100円で買った本でいいので、1冊の本に書き込みをしてみることをおすすめします。自分のように価値観が変わる経験となるかもしれませんよ。

また、それでも書き込みたくないという意思の強い人には、電子書籍をおすすめします。Kindleであれば「ハイライト機能」という電子書籍の中にマーカーをつける機能があるので、何の抵抗もなく目立たせることが可能です。

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